交通アクセス バリヤフリーまちづくり調査事業 三田を知る会

 

 

在宅障害者が創造する作品の商品力・販売力向上への提案

新商品開発実行委員会の実施
<各福祉作業所の連携による商品力のアップ>

委員会コンセプト

  • 各福祉作業所の連携をとる。
  • 共通の商品は相互にアイデアを出し合う。
  • 新商品の値段や品質を市場性あるものにする意見を出し合う。
  • 数多くの受注を受けた場合は協力体制を取る。
  • 全体で取り組める商品、販売方法を検討する。

委員会内容と提案

それぞれの福祉作業所の中で、いままで取り組んでこなかった商品の開発や販売方法の検討を行っておられるところは数多くみうけられます。
 それぞれの福祉作業所で考えているよりは、他の福祉作業所の方々と一緒に検討することによって、もう少しみんなのアイデアをもらって工夫をしてより良いものすることが出来たりすることも多くあります。まさしく、3人寄れば文殊の知恵の例えです。
 新しい商品を作ってみようと思った場合に、はっきりと作る商品がイメージされている場合は、作り方や値段、自分のところで出来る作業量などを判断されるでしょうが、その判断についての意見を委員会の中のメンバーに聞くことにより、チェックすることで出来てより確かな形と出来ますし、作るイメージが漠然としている場合は、商品についてのアドバイスがメンバーから得ることが出来ます。
 今回の調査で多くの福祉作業所さんからお聞きしたのは、「なかなか売れない時が多いが反対に、イベントなどの景品に選んで貰ったがそれだけの数をとても揃えることが出来ない(材料とともに作業がとても間に合わない)ので、お断りしていることがあるが、平均化して売れればと思う。」とのことでしたが、そんな時にも新商品の開発だけでなく、常に商品の向上や販売力の向上について話し合っている仲間がいることによって協力して数を揃えることが出来る場合があります。また、複数の福祉作業所が意欲的に商品作りについて話し合っていることが周知されていると、前もって委員会へ情報を提供してくれる場合や複数で構成されていることにより情報のアンテナが張られているので事前に商品購入の情報が得やすくなります。

一過性でない長く協力しあえる委員会を !

このように、一人で考えるより、良い結果が得られる委員会ではありますが、メンバーが相互に信頼できて一緒にしようとの考えを持ち、相互に各福祉作業所や商品について理解することが出来る時間が必要で、継続こそ力であると思います。
  また、コンサルタントと違い、日々に商品作りや運営に実際に当たっておられる意見があるとともに、連携してのネットワークが形成されます。

<<実際の例>>
兵庫県神戸市長田区にある長田ボランティアセンターで開かれている新商品開発実行委員会の改革の日は毎月1回開催され70回以上継続されています。 構成する委員の皆さんが相互に信頼されて話し合われるとともに、長田ボランティアセンターのスタッフの皆さんが支えて運営されて効果をあげておられます。

 

 

 

 

 

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