被災者等を支援するクラフトカフェ事業趣意書
現在、東日本大震災で被災し関西地区に避難した方々が多くおられるという状況にあり、雇用の促進ということが地方公共団体を中心として進められているところですが、保育所等の問題もあり子どもさんのおられる家庭の主婦を中心としてパート等の職にも、就くのが難しいという課題を抱えている方も多くおられるところです。
そのために、家庭や子育てに対する負荷が少なく、被災して関西地区に避難したという慣れた地域社会から離れたストレスを考慮した被災者ご自身の興味を持って進める事業で経済的にも役立つものが必要ではないかと考えました。
上記の課題に対して、避難してきている被災者の集まりにおいて、手芸等が得意な方が多くおられて家庭などで作られたものを販売できる場所の要望が出されているとともに、集まって作業が出来る場所があればとの要望が出ているところです。
そのことから、販売を主な目的としたご自分の得意な手芸品等を自主的に制作が出来るとともに、避難してきている被災者同士や地域のボランティア、市民の方々と交流が出来る場としてのクラフトカフェの設置と、関西地区で「NPO法人国際交流の会とよなか」が外国における自立のための職業訓練等のプロジェクトや外国人居住者に対して実施してノウハウを持っている技術向上のための手芸等講習会を開催し、また、「NPO法人シャローム」が福島県を中心とした被災地の住民と福祉作業所等への支援・調整活動などやユニバーサル製品の制作を実施してノウハウを持っており、これらの団体と連携して事業を実施することにより、東日本大震災で被災し他府県に避難した方々の経済的生活の向上と被災地の福祉作業所等の震災からの復興に寄与することを考えており、これを実施することとしています。
これにより、少しでも良質な製品作りによる経済的基盤の確立の一助とともに、避難してきている被災者やボランティア、市民の方々並びに外国人居住者との交流を行いたいと思っておりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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