1992 年にパリで始まった哲学カフェにヒントを得て始められ、特徴として,話題提供者と参加者,参加者同士の双方向のコミュニケーションをとることに重きを置いています。
日本では,2004 年に京都で始められたサイエンスカフェが最初とされている(現在の科学カフェ京都).翌2005 年に,4 月の科学技術週間前後から,相次いでさまざまなスタイルでサイエンスカフェが実施された.そのため,2005年を日本における「サイエンスカフェ元年」と呼ぶこともあります。
日本でも100を超えるサイエンスカフェが開催されているようで、そのスタイルはさまざまで、ゲストや進行役(ファシリテータ ※ 非常に重要です。)の個性によって、だいぶ雰囲気や時間配分もかわってきます。
- サイエンスカフェのよいところは、くつろいだ雰囲気の中で、研究者から市民への一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションがなされること、また、参加者同士で、科学について語り合うことができるという点です。
- この点が活かされるように、ゲストのお話で、時間枠を一杯に使ってしまうということではなく、たとえば、ゲストの話は途中の質問なども含めて、半分以内にして参加者を含めた双方向のコミュニケーションを心掛けます。
- 研究者の多くは、一般の人が知らない研究分野の言葉などを無意識のうちに使ってしいますので、できるだけ専門用語を使わずに、あるいは、使用するときには説明を入れてお話いただく。
- お茶を飲んだりして、少し雰囲気をやわらかく堅苦しくない雰囲気づくりをして、「講演会でなく、参加者が語り合うような場」にするのがサイエンスカフェの良いところであると思います。
第1回 サイエンスカフェ in さんだ
平成21年10月4日(日) 国立民族学博物館 教授 岸上 伸啓 氏
第2回 サイエンスカフェ in さんだ 新聞記事
平成22年3月14日(日)大阪大学・微生物病研究所 助教 東岸 任弘 氏
第3回 サイエンスカフェ in さんだ 新聞記事
平成23年2月19日(土)国立民族学博物館 名誉教授 杉村 棟 氏
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